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MCの『商売道具』と言えば!?~意外と知らない!「MCマイク」の持ち方、扱い方~

2016-10-10

MCの『商売道具』と言えば!?~様々なマイクについて~の続きです。

プロの方や、普段マイクを仕事の道具として使っている方々やマイクに慣れてる方には、自然にできること。
ですが、初めて司会を任された!突然マイクを渡された!というときに、意外と思い通りにならないのがマイクです。
そんなMCのマイクに関するトラブルでよく起こる以下の2つのこと。

「なぜ、自分がしゃべると〈ボワ~~~~ン〉とか〈キーーーン〉という音が鳴るの?」【ハウリング】
「さっき、あの人がしゃべってるときはよく聞こえたのに、自分がしゃべると声が小さい!」【声がのらない】

以上の2つについて順に説明していきます。

ハウリングとは?

ハウリングとは、誰でも一度はイベント会場で経験したことがあると思いますが、ボワ~~~~ンというような、低音で振動を伴うような音やキーーーンという高音で耳を付くような不快な音がスピーカーから発せされてしまう現象です。

何が起こっているかと言うと、スピーカーから発生された音を、マイクが拾ってしまい、スピーカーからその音がでて、さらにマイクが拾い。。。
ということが延々繰り返し行われてしまうというわけです。

その為「まわる」なんて言ったりすることもあります。『あのへん近づくとまわるから、立ち位置変えよう』などです。

基本的に事前にPA(音響)担当者でそういったことが起きないようにスピーカーの設置位置や機材の調整を行い可能な限り起きないようにしてあります。
ただし、演者側も特に注意する必要があります。
現象からもわかるように、スピーカーの近くにマイクがあると当然起こりやすくなってしまいますので、マイクをONの状態で不用意にスピーカーに近づかないようにしましょう。

マイクの扱い方によるハウリング
ハンドマイク(無線)

マイクとスピーカーの位置以外にも、マイクの扱い方でハウリングを起こしてしまうことが稀にあります。
まず一般的なマイクは、左の画像のように上の金属メッシュ部分(グリル)と持ち手の部分に分かれています。
正しい持ち方は、
・グリルを手で覆わないこと。 ・持ち手部分だけを握ること。
よく、持ち手部分とグリルのつなぎ目あたりを手で覆うと、ハウリングが起こりやすくなります。
余談ですが、よく歌手の方がパフォーマンスでグリルを握ってかっこよく歌ってるのを見ます。
私たちの司会の行為とは違うものだと思ってもらったほうがいいです。

声をマイクに乗せる

MCが一般的に使うマイクの多くは「単一指向性」と言われるマイクがほとんどです。その名の通り、音を一方向からしか拾いません。
これは周囲の雑音まで拾ってしまわないための機能なのですが、逆に言えばその方向と違う方向から喋っても音が拾いにくいということです。
これがマイクを通したときに、プロのMCの声は良く通るのに、素人の方だとマイクを通しても何故か聞き取りにくいなどの原因のひとつです。
※もちろんそれ以上に発声の仕方や聞き取りやすい喋り方などのスキルの部分が大きいですが。

「声をマイクに乗せる」という表現をよく使いますが、そのために上記のようにマイクの構造をよく理解する必要があります。
基本的にグリルのちょうど真ん中から直線的に垂直方向にマイクの指向は向いているので、グリルの中心に声を当てる感じでしゃべってください。
もちろんメーカーなどにより若干の違いがあるので、リハの際にしっかりとチェックをしておくのも忘れないようにしましょう。

あとは、自分の声の大きさやパフォーマンスに合わせて、マイクを遠ざけたり近づけたり調整しながら進行していくと、いつの間にか意識しなくても自然にマイクを使えるようになっていきます。




執筆:吉谷まさみ

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